ベンゲル監督、ケルンに金星与えるPK判定を批判 「ペナルティーでもなんでもない」

アーセナルが敵地で0-1敗戦も、ELグループステージ突破

 アーセナルは23日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)敵地ケルン戦で0-1の敗戦を喫した。圧倒的に攻め続けたが、後半16分に微妙な判定でPKを与えたことが敗因となった。アーセン・ベンゲル監督は「あれは最高のペナルティーだった」と、皮肉交じりに判定を批判したと、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

「我々は少しばかり正確性を欠いた。基本的に1本のシュートで負けてしまった。あれは最高のペナルティーだったと、我々は認めざるを得ない。正直なところ、ペナルティーでもなんでもない」

 ベンゲル監督は怒りを滲ませながら試合を振り返った。

 エースFWアレクシス・サンチェス、司令塔のMFメスト・エジル、点取り屋のFWアレクサンドル・ラカゼットらレギュラーを温存しながら、敵地でワンサイドゲームを展開。UEFA公式サイトによれば、ボール支配率はアーセナル66%に対してケルンは34%。シュート数16対4、パス数715対297、CK8対1と押し込んだが、相手GKティモ・ホルンの再三の好セーブに阻まれ、苦々しい黒星となった。

 ベンゲル監督が槍玉に挙げたシーンは後半16分に起きた。左サイドからケルンFWセルー・ギラシーがワンツーでエリア内に侵入。DFマテュー・ドゥビュシーと軽く接触して倒れるとPKをゲット。この微妙な判定が勝負を分けた。

 

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