「似た緊張感がある」 浦和ベテランFW、ACL決勝の大一番に重ねる「修羅場」とは?

25日にACL決勝第2戦を控るなか、ズラタンは代表でのW杯プレーオフに例える

 J1浦和レッズのFWズラタンは、25日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦、アル・ヒラル(サウジアラビア)戦の重要性について言及。一つの例えを示しながら、サッカー選手の人生やクラブの運命を左右するビッグゲームとは何か、勝利のカギに関して語った。

 元スロベニア代表ストライカーは、今季のACLでは途中起用が中心だが、重要な役割を果たしてきた。川崎フロンターレと対戦した準々決勝第2戦では、チームの逆転ムードを一気に盛り上げるヘディングシュートを決めている。強靭なフィジカルを生かし、ゴールが欲しい場面だけではなく、1点リードを守りたい場面でも前線からのプレスとセットプレーに高さを担保する要員として計算される。それもこれも「与えられた時間が短くても、そこに全ての力を注ぎ込む」と話す献身性があってこそだ。

 2010年南アフリカ・ワールドカップに出場してゴールを決めている経験豊富な男は、この決勝戦を代表チームでのキャリアで迎えた“修羅場”に例えた。

「自分の代表経歴の中で最も重要な試合だった、ワールドカップのプレーオフに似たような緊張感があり、雰囲気があるゲームだ。あのプレーオフで重要だったのは、細かいことに対してどれだけ自分たちが成功を積み重ねていけるかだったんだ。今回も、そのプレーオフと同じことが言える。細かいことの積み重ねが自分たちを勝利に導く。試合を決定づけるのは、高い集中力を90分間続けることができるか。ミスが少ないチームが優勝に近づく」

 

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