元日本代表DF徳永、FC東京からJ1昇格の長崎へ移籍発表 慰留されるも「自分の決断」
FC東京から「最大限の評価と慰留をしていただきながらも…」と明かす
J1のFC東京は23日、元日本代表DF徳永悠平が来季からJ1で戦うV・ファーレン長崎へ完全移籍すると発表した。
徳永は国見高時代に全国3冠を達成し、早稲田大を経て2003年にFC東京へ加入。2006年に主力に定着すると、14シーズン一貫して青赤のユニフォームを着てプレーしてきた。2004年にアテネ五輪に出場し、12年にオーバーエイジでロンドン五輪に参戦して44年ぶりのベスト4進出に貢献。A代表では9試合に出場するなど、実績十分のベテランDFだ。
今季、J2リーグで2位と躍進した長崎はクラブ初のJ1昇格を決めて補強を進めるなか、実力者で長崎出身の徳永に白羽の矢を立て、最終的に移籍が決まった。徳永はFC東京の公式サイトを通じてコメントを発表している。
「このたび、V・ファーレン長崎への移籍を決断しました。最大限の評価と慰留をしていただきながらも、自分の決断を尊重してくれたクラブに感謝しています。みなさんと共に勝利を喜びあったり、結果が出ず悔しい想いをしたり、様々な感情を共有できたこと、その全てが自分にとって幸せな時間だったと感じています。これからも徳永悠平を応援していただけたら嬉しいです。FC東京の更なる発展を願っています。残りの試合、東京の選手として全力で頑張ります!」
FC東京側から慰留があったものの、最後は「自分の決断」と明かしている。現在34歳の徳永にとって初の移籍であり、大きな決断を下したようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1