「日本人にも見てもらえれば…」 元日本代表監督ジーコの半生がミュージカル化決定

 

情熱を注いだ日本時代もクローズアップ

「ジーコのサッカーは、まさに“一つのプレーが世界を変えることもできる”という言葉がぴったりだった。そして今なお、世界で最も有名で、影響力のある人物の一人だ。しかも謙虚な人間であるうえに、彼の半生は多くの人々にとってのお手本なんだ。目標を達成し、自分自身の人生における勝者となるために、人々の意識を変える手助けしてくれる。それを感じてもらいたい」

 演出は、ブラジルでは知らない人がいないと言っても過言ではないほど、数々のドラマや映画、演劇を手がけてきたペドロ・ヴァスコンセーロス氏。台本は、ブラジルの著名歌手の半生を描いたミュージカルなどで有名なホムロ・ホドリゲス氏が担当する。

 来年半ばの上演を目指し、年明けから役者のオーディションもスタート予定。すでにサッカー人生で縁のあったイタリアやトルコ、それ以外にはアメリカから早くも招聘公演に関する問い合わせが来ているという。

 ジーコが現役時代の晩年に情熱を注いだ日本時代についても劇中で大きく扱われることになり、本人は「日本の人たちにも見てもらえる機会があれば、これほど嬉しいことはない」と語っている。

【了】

藤原清美●文 text by Kiyomi Fujiwara

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング