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「日本人にも見てもらえれば…」 元日本代表監督ジーコの半生がミュージカル化決定
リオの街に生まれてから鹿島時代まで、ジーコの半生がブラジルでミュージカルに
ブラジルでジーコの半生がミュージカル化されることが発表された。2014年のリオのカーニバルではジーコのサッカー人生がパレードのテーマにもなるなど、今でもブラジルの英雄として称えられるジーコ。誕生日をサポーターがともに祝おうと、ジーコが所属したフラメンゴのクラブ前に集結し、警察が出動して交通規制を行ったこともあるほどだ。
今なおブラジル国民に愛され続ける理由は、ピッチ外での行動も影響している。例えば毎年、年末にジーコは経済的に恵まれない子供たちのためのチャリティーマッチを行っており、今年で第14回目を迎える。ネイマールをはじめ、ロナウドやロマーリオ、マラドーナらも出場したことがあり、例年5〜6万人の観客を集めるビッグイベントと化している。 自治体やスポンサー企業と組み、貧しい地区の子供たちのために無償のサッカー教室も開いており、2008年にスタートしたプロジェクトは全国で展開中だ。
そうした人格者としての面も尊敬されるジーコのミュージカルでは、リオの街に生まれてから、1994年に鹿島アントラーズで現役生活に幕を閉じるまでが描かれるという。数々の栄光だけでなく、貧困や痩せっぽちだった体格、膝の負傷など、数々の困難を克服してきた道のりにもスポットが当てられる予定だ。
発案者のホドリゴ・ジアス氏は、ジーコの友人であり、数々の文化イベントなどで広報を手がけてきた人物でもある。ミュージカル制作の意図を次のように語った。
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