10歳ボールボーイに暴行の衝撃…乱闘勃発 世界で波紋「醜悪」「言い訳無用のタックル」
オーストラリアFFAカップ決勝、シドニーFC対アデレード・ユナイテッド戦で発生
オーストラリアサッカー界でショッキングな出来事が起きた。日本の天皇杯に相当するオーストラリアのFFAカップ決勝の大一番で、アデレードの選手がボールボーイに対して怒りのタックルをお見舞いし、両軍入り乱れる乱闘劇に発展。「それは衝撃的だった」という声も上がっている。各国メディアが伝えた。
問題の場面が起きたのは、オーストラリアFFAカップ決勝シドニーFC対アデレード・ユナイテッド戦の終盤だった。1-1と一進一退の攻防を繰り広げ、延長戦までもつれ込んだ激闘は、延長後半6分にシドニーFCがゴールを決めて2-1とリード。残り時間が差し迫るなか、劣勢のアデレードはプレーを急いでいた。そんな折、スローインを獲得した際に元オーストラリア代表のアデレードDFマイケル・マローンが衝撃の行動を見せる。
タッチライン際に駆け寄ったマローンは、すぐさまスローインからプレーを再開しようと近くのボールボーイにボールを要求。だが、やや反応が遅れたことで、マローンは感情的になったのか、そのボールボーイにタックルして地面に突き倒す暴挙に出る。これを見ていたシドニーFCの選手がエキサイトしてマローンにつかみかかると、両軍入り乱れての乱闘騒動に発展した。
この行動でマローンは退場処分を受け、試合はそのままシドニーFCが2-1で勝利。表彰式ではそのボールボーイを壇上に上げ、ともに祝うサプライズを行ったシドニーFCとは対照的に、アデレードのマローンに対しては批判が巻き起こっている。