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豪州代表監督が電撃辞任! W杯まで7カ月で後任探しも連盟幹部「我々は急いでいない」
4大会連続のW杯出場に導いたポステコグルー監督が退く
オーストラリア代表はアジア最終予選、シリアとのアジア・プレーオフ、そしてホンジュラスとの大陸間プレーオフを経て4大会連続となるロシア・ワールドカップ(W杯)出場権を獲得したが、チームの指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督がW杯を待たずして辞任したと、オーストラリアサッカー連盟(FFA)が22日に発表した。
ポステコグルー監督は13年に同国代表監督に就任後、14年ブラジルW杯、そして15年には自国開催のアジアカップで指揮を執り優勝へと導いた。フィジカル頼みのスタイルからポゼッション重視の戦術に大きく舵を切り、選手からの信任も得ていた。しかしロシアW杯アジア最終予選では同グループの日本、サウジアラビアに次ぐ3位に終わり、国内では大きな批判を受けていた。
同氏はFFAを通じて、「2014年W杯出場、2015年のアジアカップ優勝、そして来年のW杯出場を導くために母国の代表監督を率いることは特権だったし、実際に成し遂げた」と語る一方で、「ただ個人としても、仕事面としても多大な厳しさを受けていた。私はオーストラリアのサッカー界にとって今がどれほど重要な時期かを知っている。自分自身、今のタイミングで旅を終わらせなければならないのは心が重い」と、多大なプレッシャーが退任の一因になったことを示唆している。
指揮官の辞任を受けて、FFAは後任探しに動かなければならないが、デイビッド・ギャロップCEOは「我々はこのプロセスを急いでいない。サッカルーズ(オーストラリア代表)は来年3月まで試合がないので、詳細な調査をする時間はある」と、すぐに決断することはないとしている。
本番まで残り7カ月のタイミングで、オーストラリア代表は大きな岐路に立たされることになった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images