激震続くイタリアサッカー界 連盟会長辞任の背景にセクハラ疑惑も浮上?

ヴェントゥーラ監督の任命責任を取り、タベッキオ会長が辞任

 イタリアサッカー連盟のカルロ・タベッキオ会長は、イタリア代表の2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)予選敗退を受けて批判が高まるなか、辞任を発表した。その裏ではセクハラ疑惑が浮上し、退陣に拍車をかけたと、イタリア紙「ラ・スタンパ」が報じている。

 74歳の連盟会長は現地時間20日、W杯出場を逃して解任となったジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の任命責任を取る形で辞任を表明した。だが、その決断に至った背景にはセクハラ疑惑も浮上している。「ラ・スタンパ」紙によれば、女性幹部がタベッキオ会長のオフィスを訪問した際、カーテンで周囲を覆い、女性の身体に触れようとするなどの問題行為を働いていたという。

 女性幹部は「一度ではありません。数えきれないほどです」と語っており、すでにローマの検察官に被害届が出され、事実を裏付ける音声や動画も提出されているという。

 セリエAクラブの欧州における競争力低下が顕在化するなか、誇り高きアッズーリもW杯を逃す屈辱を味わった。そして退陣となった連盟会長にセクハラ疑惑が浮上と、イタリアサッカー界は激震が続いている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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