久保のPSG獲得興味報道にスペイン紙反応 将来のバルサ復帰願うも“懸念材料”を指摘
「バルサにとっての問題は…」
「いずれにせよ、我々はタケがまだ16歳であることを忘れてはいけない。18歳になるまで欧州のどのクラブでもプレーできないのだ。PSGや他のどのクラブが日本人ストライカーの約束や口頭、文書での合意を期待したとしても、彼は18歳になってサインできるのだ」
さらに記事では「このサッカー選手は、バルサに戻ってプレーしたいという情熱を隠したことはない」と報じている。2015年12月に日本で開催されたFIFAクラブワールドカップの試合に招待され、オフにはバルセロナの練習を見学し、かつての仲間と旧交を温めている久保。日本に帰国する選択はしたものの、バルサ寄りの報道で有名な「スポルト」紙にとっても、久保は今も「バルサファミリー」という認識でいるようだ。
だが、バルセロナにとって懸念材料も存在する。「バルサにとっての問題はタケを見出し、選手の家族と関係を築いてきたオスカル・エルナンデスがすでにクラブに存在しないことだ」と記事では指摘している。
バルセロナで11年間指導し、久保の成長を見守ってきたエルナンデス氏はクラブをすでに離れてしまった。久保をつなぎとめていた大きな絆が、すでにバルサに存在しないことを懸念材料としている。オイルマネーで潤うPSGの攻勢は、カタルーニャの名門に脅威を与えているようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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