イタリア連盟会長が辞任会見で暴露 W杯出場逃した監督を「選んだのはリッピだ」

タベッキオ会長が解任したヴェントゥーラ監督の任命責任により辞任

 イタリアサッカー連盟(FIGC)のカルロ・タベッキオ会長は、現地時間20日に辞任を表明。記者会見では、60年ぶりにワールドカップ本大会への出場権を逃した代表チームを率いたジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督を選んだのが、2006年のW杯優勝監督であるマルチェロ・リッピ氏であったことを暴露している。FIGCが公式サイトで報じた。

 タベッキオ氏は任期が2020年の欧州選手権までだったが、ヴェントゥーラ監督の解任につながった任命責任も負う形で辞任を表明した。今後、90日以内にFIGCの新会長を選出する選挙を行うことが明らかにされている。

 その記者会見では、「私は悪いことばかりではなく、良いこともたくさんした」と、イタリア国内のナショナルトレーニングセンター改革や、若年層のリーグ戦、女子リーグの整備を行ったことを強調した。しかし、A代表のヴェントゥーラ監督の任命については、背後にかつての優勝監督がいたことを暴露した。

「4人の監督候補リストから、ヴェントゥーラを選んだのはマルチェロ・リッピだ。これはプライベートな夕食会での出来事だが、それを私は明らかにしていなかった。私はヴェントゥーラの任命に対して責任を負う。私はワールドカップへの出場権を逃した代償を支払う。これはスポーツ界全体の失望だ。イタリアの選手たちは非常に真剣に取り組んでいたし、ワールドカップ出場に値する存在だった」

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング