浦和の日本代表5人衆が“ハリル流”を体現 強行軍の不安を払拭した痛快なデータとは?

デュエルで8勝1敗だった槙野を筆頭に、アル・ヒラル相手に互角の戦いを見せる

 日本代表の欧州遠征から強行軍でサウジアラビアに乗り込んだ浦和レッズ所属の選手たちが、敵地でのゲームで“ハリル流”のプレーを見せつけていた。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦、敵地アル・ヒラル戦のデータを大会公式サイトが公開している。

 バヒド・ハリルホジッチ監督の率いる日本代表は、11月の国際Aマッチウィークで欧州遠征を敢行し、ブラジル代表(10日/1-3)、ベルギー代表(14日/0-1)と対戦。浦和からはGK西川周作、DF遠藤航、DF槙野智章、MF長澤和輝、FW興梠慎三と、ACL決勝直前の中で大量5人が招集されて物議を醸した。5選手はベルギー戦後、ドイツ経由でサウジアラビア入りする強行軍でこのゲームに臨んでいた。

 しかし、コンディション面の不安が囁かれるなかでも、5選手はそれぞれに強さを発揮。日本代表監督に就任以降、ハリルホジッチ監督が強調し続けている「デュエル」(1対1)の勝率で、フィールドプレーヤーの4選手は互角以上の戦いを見せている。

 圧巻の数字を残したのはセンターバックの槙野で、地上戦が6勝1敗、空中戦が2勝0敗と鉄壁の強さを誇った。右サイドバックの遠藤も地上戦4勝3敗、空中戦1勝2敗と五分に渡り合っている。中盤では長澤が地上戦6勝2敗、空中戦なしと強さを見せ、前線で孤立する場面が目立った興梠も地上戦6勝4敗、空中戦2勝1敗と高い勝率を残した。

 

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