R・シルバが値千金のアウェー弾! 浦和10年ぶりACL制覇へ、決勝初戦1-1ドロー

 

R・シルバが負傷交代するアクシデント

 後半の立ち上がりもアル・ヒラルが圧倒的に攻撃する流れは変えられず、浦和のゴール前をボールが往復する危険なシーンが続いた。そのラッシュが一息ついた時間帯に浦和は敵陣に攻め込んだが、右サイドに飛び出したプレーでシルバが負傷。同20分にFWズラタンと交代になるアクシデントとなってしまった。

 それでも、後半の半ばを過ぎるとアル・ヒラルも疲労感が目立ち、攻撃の鋭さは失われていった。浦和の堀孝史監督はズラタンと興梠を2トップに並べる4-4-2に変更し、同32分に左サイドに出ていたMF長澤和輝に代えてMF梅崎司を投入。カウンターでの一発に期待を懸けるシフトチェンジを行った。攻撃の場面も少しずつ作り出すことに成功したが、両チームともに勝ち越しゴールは奪えず。試合はそのまま1-1で終了した。

 浦和にとって初戦のアウェーを1-1で引き分けるのは、準決勝の上海上港(中国)戦や、10年前にACLを制した際のセパハン(イラン)戦と全く同じ展開になった。いずれもアウェーゴールの優位性をホームで生かして2戦トータルで勝利を収めているだけに、得意の展開に持ち込んだと言えるだろう。25日には、ホームの埼玉スタジアムでアジア王者を懸けた第2戦が行われる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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