衝撃ミスのドルトムントDFを海外メディアが酷評 泥沼3連敗を招く「終焉の始まり」

シュツットガルトに1-2敗戦 「ESPN」がバルトラに10点満点で2点の低評価

 MF香川真司が所属するドルトムントは現地時間17日のブンデスリーガ第12節シュツットガルト戦に1-2で敗れ、泥沼の3連敗を喫した。前半4分に至近距離から鋭いバックパスでGKビュルキのミスを誘発し、先制点を献上したスペイン代表DFマルク・バルトラに対して、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は10点満点で2点という衝撃の落第点を与え、「ドルトムント終焉の始まり」と酷評された。

 よもやの3連敗を喫したドルトムント、その始まりは自滅だった。前半4分、ドルトムントDFマルク・バルトラは自陣でボールをキープ。GKロマン・ビュルキもボールをキャッチしようと前方へ飛び出した。バルトラはビュルキが迫ってきているにもかかわらず、右足で勢いよくバックパス。不意を突かれた格好のビュルキは、ボールコントロールを誤りそのまま転倒。ボールを奪った相手FWチャドラック・アコロに無人のゴールへとシュートを流し込まれた。ピッチにうつ伏せで倒れながら、両手を広げてプレー選択に異議を唱えるビュルキを尻目に、バルトラはスタスタと歩き始めていた。

 そんなバルトラは、チーム最低となる10点満点で2点という異例の低評価を下され、寸評でも酷評されている。

「バルトラのビュルキへの強過ぎたバックパスは、すでに多岐にわたる失敗続きのドルトムントにとって、新たな瞬間となってしまった。キーパーはボールをコントロールできなかった。チャドラック・アコロはただゴールネットに向かって歩くだけだった」と、失速するドルトムントを象徴するシーンになったとされている。

「後半バルトラはマッツ・フンメルスの熱狂的なファンに変貌し、中盤でボールを奪おうとした。とんでもない決断はドルトムントにとっての終焉の始まりとなった」

 今季就任したばかりのペーター・ボス監督に解任の可能性が浮上するなか、バルトラは手痛いミスとなってしまった。

 

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