イタリア代表監督就任に前進? “支持率60%超”の名将が79億円オファーを一蹴

アンチェロッティ氏がUAEクラブからの驚愕オファーを断ったことが判明

 イタリア代表監督への就任が有力視されているカルロ・アンチェロッティ氏が、中東からの高額オファーを断っていたことが明らかになった。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 アンチェロッティ氏は9月末にドイツ王者バイエルン・ミュンヘンの監督を解任され、現在はフリーの状況にある。そして先日、イタリア代表はジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の指揮下で60年ぶりにワールドカップ本大会出場権を逃し、イタリアサッカー界全体の危機が叫ばれている。この状況を打開できる存在として、アンチェロッティ氏の代表監督就任が望まれている。

 そうした状況を受け、アンチェロッティ氏を確保しようとUAEのクラブから総額で6000万ユーロ(約79億円)という驚愕のオファーが届いたとした。しかし、アンチェロッティ氏はこのオファーに断りを入れたと報じている。

 イタリアサッカー連盟がアンチェロッティ氏と交渉を持っていることが報じられているが、超高額オファーを“蹴った”ことにより、代表監督就任へ前進したとの見方が強まっている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」の読者アンケートで、回答者の3分の2以上にあたる67.8%の占有率で代表監督就任を望まれているアンチェロッティ氏は、イタリアの危機に代表監督として立ち上がるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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