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不発のドルトムント香川に独紙が落第点 「厳しいマークで前半苦しんだ」
浅野所属のシュツットガルトに1-2敗戦、インサイドハーフで先発も見せ場作れず
ドルトムントのMF香川真司は、現地時間17日に敵地で日本代表FW浅野拓磨が所属するシュツットガルト(1-2)との一戦に先発出場した。しかし相手のハードなマンマークに苦しみ、見せ場がないまま後半18分に途中交代。ドイツメディアの評価も落第点となった。
ドルトムントは前半4分にドルトムントDFマルク・バルトラとGKロマン・ビュルキの連携ミスから失点。前半終了間際にFWアンドレ・シュールレのPKが防がれたこぼれ球をMFマクシミリアン・フィリップが押し込んで同点とするも、後半6分にカウンターから失点して1-2で敗戦した。リーグ3連敗となり、引き分けを挟んで5試合白星なし。他チームの結果次第では、今節7位にまで順位を落とす可能性がある。
香川は4-3-3システムの左インサイドハーフとして、MFマリオ・ゲッツェと並んで先発。これに対してシュツットガルトは前線から積極的なプレッシャーをかけ、香川とゲッツェにはMFサンティアゴ・アスカシバルとクリスティアン・ゲントナーを密着マークでつけた。ゲッツェがパスでPK獲得という見せ場を作ったのに対し、自由を奪われた香川は持ち味を発揮できないまま、後半18分にMFマフムード・ダフードと途中交代した。
ドイツ地元紙「ルールナハリヒテン」の採点(1が最高、6が最低)で、香川は平均を下回り、チームワースト4位タイとなる4点だった。「シュツットガルトの厳しいマークで彼は前半苦しんだ。その後に良くなったが、満足のいくプレーはできず、約1時間(63分)で交代を余儀なくされた」と評されている。相手の徹底マークに苦しんだことで評価も伸びなかった。
チーム最高評価は右サイドバックとしてプレーしたDFジェレミー・トリアンとセンターバックのDFソクラティス・パパスタソプーロスの2人で3点。スコアラーのフィリップやPKにつながるハンド誘発のゲッツェ、ビュルキら4選手が3.5点。痛恨ミスのバルトラら3人が4.5点でワースト評価となった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images