浦和が誇る“アジア最強”の攻撃力をAFC公式が分析 ACLで驚異の決定率を見せるFWとは?
ACL決勝に挑む浦和 10年ぶりアジア制覇の鍵は「38.6分で1ゴール」の破壊力
10年ぶりのアジア制覇を狙う浦和レッズについて、アジアサッカー連盟(AFC)がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦、アル・ヒラル(サウジアラビア)戦に向けてデータ分析を行っている。そこでは、浦和の勝ち上がりの強さの一端として「得点力」がクローズアップされている。
浦和は準決勝の上海上港(中国)戦を、アウェーで1-1、ホームで1-0とロースコアの展開で勝ち上がった。しかし、大会全体を見れば28得点を挙げている攻撃力がチームの根幹にあることが紹介されている。特に際立っているのが、その得点全てがペナルティーエリア内でのシュートであることと、FWラファエル・シルバの決定力だ。
シルバは今大会で7得点を挙げているが、シュート総数11本、枠内8本で7ゴールという決定力の高さを見せつけている。チーム全体で見ても、12試合で28得点という攻撃力は、38.6分に1ゴールを決めている計算であり、その得点力はアジアでトップに立つものだ。
システム上のキーマンは、今季の大会で4ゴールを挙げているFW興梠慎三が指名されている。ACL日本人最多記録を更新中のエースは、中央でボールを受けて攻撃につなげる役割を担っている。左右のワイドに開くシルバとFW武藤雄樹について、「アル・ヒラルの守備陣は、彼らがいつゴール前に進出してくるのか神経をすり減らすゲームになるだろう」としている。浦和の攻撃は興梠のボールキープをきっかけにスイッチが入るだけに、起点となるエースのパフォーマンスが、決勝でもチームが得点力を発揮できるかのポイントになりそうだ。
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