W杯後の日本代表強化に影響か? 欧州&北中米カリブ海の“代表新リーグ構想”が加速

各大陸連盟の動き次第で日本の強化に影響

 いずれの地区も、試合の開催日を「インターナショナルマッチウィーク」としている。このため、この二つの地域のチームは他地域との親善試合を組む余地がなくなり、日本もまた対戦相手として試合を開催することが不可能になる。

 11月に欧州遠征を実施した日本は、ブラジル代表とベルギー代表という世界トップクラスの2チームと親善試合を行った。しかし、そうした強豪との対戦だけではなく、例えば昨年に欧州の中堅国であるデンマーク代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表、ブルガリア代表を招待して開催したキリンカップのような試合は、経験とテストの観点から非常に重要な役割を担ってきた。

 しかし、少なくとも2018年はその親善試合の開催に大きな制限がかかる可能性が高く、今後は南米やアフリカのチームと交渉を進めるのか、あるいはアジアも同様のリーグを創設する方向に進むのか。欧州や北中米カリブ海地区の2019年以降の動向次第では、日本代表の強化に大きな影響を与えることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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