王国ブラジルを手玉に取った男の圧巻“3人抜き”が話題 「サンバダンス」「非現実的」

ラッシュフォードがカゼミーロ、マルセロ、ミランダを一人で抜き去る美技を披露

 日本代表を苦しめ、バヒド・ハリルホジッチ監督も「現在、世界最強」と称えるブラジル代表を手玉に取った男がいる。14日にロンドンで行われたイングランドとブラジルの国際親善試合(0-0)で、新鋭FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)が華麗なターン→股抜き→超絶切り返しの“併せ技”で3人を抜き去る圧巻のテクニックを披露し、ファンから「サンバダンス」「非現実的だ」と話題を呼んでいる。

 王国ブラジルとの一戦にスタメン起用された20歳は、カットインからミドルシュートを放つなど立ち上がりから果敢に攻めた。そして0-0で迎えた後半12分、敵陣でこぼれ球を拾うと、再び見せ場を作る。後方からのボールに移動しながら反転してブラジルのMFカゼミーロ(レアル・マドリード)を交わし、カバーに来たDFマルセロ(レアル・マドリード)がボールを奪おうと右足を出した瞬間に股を抜いて突破。さらにDFミランダ(インテル)も右に行くと見せかけて右足のヒールで左に切り返す鋭い方向転換で置き去りにした。

 ペナルティーエリア内に入ったところで、挽回しようと追いかけてきたカゼミーロに捕まり、フィニッシュまでは持ち込めなかった。それでも、ブラジルの猛者を手玉に取る様子は見事の一言。イングランド代表公式インスタグラムも「まるでブラジルを見ているようだ」と動画付きで紹介すると、ファンからは「サンバダンス」「素晴らしいステップワーク」「ビッグ・ラッシュフォード」「マジかよ」「非現実的だ」「On Fire!!」と称賛の言葉が寄せられた。

 ラッシュフォードは、2016年5月のオーストラリア戦でイングランド代表史上最年少(18歳208日)でのデビュー弾をマークするなど、大きな期待を背負う逸材。ブラジル相手にテクニック面でも株を上げ、さらに注目度は上がりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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