ベルギー代表選手はハリルJをどう見たか? 「特に前半には手を焼かされた」
シメ記者も高評価「内容は互角だったと思う」
そして改めて、日本の印象を聞くと、ポジティブな答えが返ってきた。
「嘘偽りなく、とても良いチームだと思うよ。思ったより身体が強くて、フィットネスも整っていた。特に序盤は苦しめられたよ。僕らは後半にリズムを取り戻したので、どうにか勝利できたけど、彼らが良いチームであることに変わりはない。特にプレスがよく効いていて、僕らもたくさん走らされたね」
また、ベルギー国営放送局『RTBF』のパスカル・シメ記者も同調している。
「ベルギーは後半にテンポが良くなり、決めるべき選手が決めて得点して勝利を挙げたが、客観的に見て内容は互角だったと思う。前半に日本がチャンスを仕留めていれば、あるいは他の展開もあったかもしれない。日本はしっかりオーガナイズされているので、攻撃の最終局面の精度を上げたり、重圧へ対処できるようになれば、本大会でも面白い存在になれるのではないかな」
11月の欧州遠征は、10日のブラジル戦(1-3)を含めて2連敗に終わった。今回得た教訓をどのように生かしていくか。ロシア・ワールドカップに向けて、何よりも重要な作業になるだろう。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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