宮本恒靖氏が提言「大久保はFWで使うべき!」 日本のグループリーグの予想は「1勝2分け」
情報を詰め込み過ぎるのは良くない
「誰もが試合に出たいと思っているし、監督は最後まで競争を煽るべきだと思う。でも、監督はどこかで決断するし、選手はその決断を受け入れなければいけない。自分が思ったような大会にならないこともあるので、その中で何をできるか」
宮本氏が出場した2006年のドイツ大会では、「史上最強のチーム」と大きな期待を受けながらも1勝も挙げられずにグループリーグ敗退。キャプテンとしてチームをまとめることの難しさを痛感したからこその助言だった。
また、対戦国のスカウティングについては「あまり情報を詰め込み過ぎても良くない」と話した
「例えば、『左に抜いてくる』という先入観があると、実際にマッチアップしたときに右に行かれるとついていけない。スカウティングはしたほうがいいけど、できるだけフラットな状態でピッチに立ったほうがいいと思います」。
そして、気になる宮本氏のW杯の結果予想は「コートジボワールとコロンビアに引き分けで、ギリシャには勝って1勝2分け」。偶然にも前日のトークイベントに登場した名波浩氏と全く同じだったが、「打ち合わせはしていないですよ」と集まった観客を笑わせた。
【了】
北健一郎●文 text by Kenichiro Kita
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