浦和を迎え撃つアル・ヒラルが誓う3年前のリベンジ ACL決勝での“ある日本人”との因縁とは

西村主審の判定を巡り試合後には調査を要求

 3年前のACL決勝第2戦で主審を務めていたのは、西村雄一氏だった。6万3763人の観衆が集結した頂上決戦で、第1戦を0-1で落としていたホームのアル・ヒラルは、3つのPKチャンスが認められなかったと改めて主張している。

 ペナルティーエリア内での微妙な判定として、アル・ヒラルの選手がWSWのDFやGKにペナルティーエリア内で倒されたように見えるシーンや、ボールがWSWの選手の手に当たりながらPKが取られなかったことが物議を醸し、試合後にはアル・ヒラル側がAFC(アジアサッカー連盟)に対して調査を要求する事態に発展していた。

「しかし我々はあの敗北で立ち止まらなかった。タイトルを勝ち取るという悲願を達成するために、我々の力と決意を強めてくれたんだ」

 負傷の影響で9月から1試合しかプレーしていないアル=アービドは、パリで精密検査を受け、浦和戦出場へ執念を燃やしているという。

「すべてのヒラルの選手とファンにとってAFCチャンピオンズリーグのタイトルを取ることは最も重要なゴールの一つ。我々には強力なチームが存在する。この大会では違いを示すパフォーマンスを見せることができていたし、ポジティブな成果を上げている。優勝するために死力を尽くすのみだ」

 超満員のスタジアムに乗り込み、アウェーの洗礼を浴びることになる浦和だが、アル・ヒラルの“日本”に対する復讐心にも立ち向かうことになる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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