FIFAがルカクの「ベルギー代表歴代最多ゴール」認めず 3年半前の試合が無効扱い

日本戦で通算31ゴールをマークし、新記録樹立と報じられているが…

 ベルギー代表FWロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)が、現地時間14日の国際親善試合・日本戦の後半27分、ヘディングで決勝ゴールを決める活躍を見せ、1-0の勝利に貢献した。ベルギー代表歴代単独トップの31ゴールという金字塔を打ち立てたことを代表チームの公式ツイッターで発表していたが、これはFIFA未公認記録だったことが明らかになった。

 10日の親善試合メキシコ戦(3-3)で2ゴールを決めていたゴールマシンは、さすがの決定力を見せつけた。後半27分、MFナセル・シャドリが日本陣内で鮮やかなスラロームドリブルを披露してDF陣を翻弄すると、完璧なクロスを供給。ファーサイドで待ち受けたルカクが、ヘディングで決勝点を突き刺した。

 ベルギーサッカー協会公式ツイッターは、「ロメル・ルカクは我々の史上最多得点者に。おめでとうビッグ・ロム!」と祝福した。メキシコ戦の時点でベルナルド・ヴォールホーフとポール・ヴァン・ヒムスト両氏に並ぶベルギー代表歴代最多タイ記録を樹立したばかりだったが、24歳の若さで単独トップに躍り出たことを報じていた。

 だが、FIFAはこの記録の存在を認めていないという。ベルギー代表は2014年5月26日に行われたルクセンブルク戦で5-1の勝利を飾っているが、この試合が実は無効扱いにされているという。

 

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