長友が望む国内組の奮起 Jと海外の環境差を埋めるのは「正直、簡単ではない」
国内組と海外組で「意識の違いはあると思う」
「正直、(Jリーグ組は)簡単ではないですね。ただ、Jリーグでもレベルアップはできると思う。ヨーロッパでプレーすることとの違いは、厳しいレギュラー争い、厳しい環境の中で結果を出し続けるということが少し違うと思う。例えば、この試合が終わった直後に、どれだけ次のゲームにコンディションを整えるか。食事やリカバリーを含めてストイックにやれるかというところで、日本の選手を全部知っているわけではないけど、意識の違いはあると思う」
A代表出場が100試合を超える経験者となった長友は、これまでにも海外組の立場からJリーグから選出された選手たちと触れてきた。そうしたなかでの感想として、欧州でプレーする選手との意識の違いはあると指摘している。
長友は来年の本大会を見据えて「僕らはこれをベースにやるしかない。11人で守って、ショートカウンターやセットプレーで得点して勝ち点を積んでいく。それが僕らのできる戦い方だと思う」と、守備から入るゲームを続けるべきだと話した。全体の半数近くを占めることになるJリーグ組は、長友の不安を杞憂に終わらせるような高い意識で、本大会までの時間を過ごすことができるのか。ある意味で、来夏ワールドカップでの命運を握るのは彼ら国内組なのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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