“10番”柏木が去就問題に決着! 「浦和レッズへの愛情がまさった」と契約延長に合意
神戸からオファー報道も、ACL決勝を前に残留決断
浦和レッズは15日、来季の去就問題が報じられていた背番号「10」のMF柏木陽介と来季以降の契約延長で合意したことを、クラブ公式サイトで発表した。
柏木が発表の中で「一部報道にあったとおり、他クラブからオファーをいただけたことは、一選手として大変光栄でしたし、ありがたいお話でした」としているように、出身地のクラブであるヴィッセル神戸が獲得に乗り出しているという報道があった。しかし、柏木は「自分の中で浦和レッズへの愛情がまさったというのが今回の決断にいたった理由の一つです」と、“浦和愛”による残留を選んだとした。
クラブは「2018シーズン以降の契約を更新する」としているが、契約期間は明らかにしていない。
柏木はサンフレッチェ広島ユースからトップチームに昇格してプレーし、2010年から浦和でプレー。熱狂的なことで知られる浦和サポーターに対し、司令塔は契約延長発表のコメントで感謝を伝えている。
「ファン・サポーターのみなさんがつくってくれる埼スタの雰囲気が好きですし、みなさんを喜ばすことができるよう、タイトルを獲るために全力をつくします。そして浦和の太陽として輝いていけるように努力し、みなさんと一緒に浦和レッズをもっと大きくしていけたらと思っていますので、今後も、ぜひ、応援のほど、よろしくお願いします」
浦和は18日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦、敵地アル・ヒラル(サウジアラビア)戦を控えている。大一番を前にして去就問題に決着をつけた“走るファンタジスタ”は、浦和を10年ぶりのアジア王者に導くべく攻撃のタクトを鮮やかに振るうはずだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images