ベルギー相手に奮闘の吉田、失点場面悔やむ チーム全体が「一瞬気を抜いてしまった」
シャドリにドリブル突破を許し失点 「本来なら外に外に追い込むべきだったけど…」
日本代表は現地時間14日の国際親善試合でベルギー代表と対戦。決定的なピンチを多く作らせなかったものの、FWロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)にゴールを許して0-1で敗戦した。最終ラインに君臨するDF吉田麻也(サウサンプトン)は、失点シーンでチーム全体に気の緩みがあったと指摘しつつ、FIFAランキング5位のベルギー相手にも手応えをつかんでいる。
後半25分過ぎまで両チーム無得点のまま試合は進んでいたが、一瞬の隙をベルギーは見逃さなかった。左サイドのMFナセル・シャドリ(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)が、日本のプレッシャーが甘くなったところを突いてドリブル突破。3人のマークをかいくぐり、ペナルティーエリア内で吉田も置き去りにしてから左足でクロスを送り、最後はファーサイドでフリーになったルカクが頭で押し込んだ。
「一瞬、本当に気を抜いてしまったんじゃないかなと」
試合後、吉田は失点シーンをこう振り返っている。「誰か一人だけじゃなくて、中盤も後ろも一瞬気を緩めてしまったがゆえに中に入られてしまったし、本来だったら外に外に追い込むべきだったんですけど。クロスもすごく良かったですし、ボックスに入った後はノーチャンスで、それまでに止めるべきだった」とチームとしての気の緩みを反省。「一つのミス、一つのチャンスを生かすか殺すかで勝敗が分かれてしまう」と、強豪国との対戦で露呈した問題点について言及した。
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