ハリル監督が浅野と杉本の“フィニッシュ精度”の低さを指摘 「経験と冷静さがあれば…」
3対1の場面なら「良いチームは難なく決める」
さらにハリル監督は、「簡単にパスで失ったのが心配だ。ラストパス、得点を取らせるためのパス、3対1のシチュエーションでフィニッシュまで行けたが、良いチームはこれを難なく決める」と、チーム全体の攻撃の課題を挙げながら、“3対1のシチュエーション”で得点を奪えなかった杉本のプレーに言及している。
1点ビハインドとなった直後に投入された杉本は、後半32分に相手のミスを拾ってドリブル突破を仕掛けて左足シュートを放ったものの、GKミニョレのセーブに阻まれた。この場面では相手DFに対して日本が数的優位にあっただけに、的確な状況判断が試されるシチュエーションでもあった。
「まだ伸ばすところはたくさんある。経験のない選手たちが多い。2試合を通していろいろな結論が導き出せた。我々に別のトレーニングが必要だと教えてもらった」
世界屈指の強豪相手に浮き彫りとなった“経験不足”。今年12月にはE-1選手権(旧東アジアカップ)が控えているが、国際Aマッチは来年3月までない。限られた時間のなかで彼らに再び期待を託すのか、それとも――。ハリルホジッチ監督のワールドカップに向けた選手選びに注目が集まる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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