プラチナ世代のエース宇佐美がついに代表デビューも千載一遇の好機を逃す

悔やまれる一本のシュート

 日本代表のFW宇佐美貴史は27日、国際親善試合のチュニジア戦でバヒド・ハリルホジッチ新監督へのアピールチャンスを逃した。
 プラチナ世代のエースがついに代表デビューを飾った。後半27分、同学年のFC東京FW武藤嘉紀と代わってピッチに立った。すると後半44分、宇佐美は千載一遇の好機を迎えた。MF香川真司が完璧なスルーパスを通すと、ゴールラインの裏へと抜け出す。相手GKとの1対1のチャンスで宇佐美は右足でシュートを放ったが、これが右ゴールポストを直撃してゴールならず。宇佐美は頭を抱えたまま、ピッチへと倒れ込んだ。ベンチのハリルホジッチ 監督も苦笑いを浮かべた。
 この日は、鮮やかなヒールパスを本田に供給するなど、得意の攻撃面で光りを放った。一方で課題と言われてきた守備面でも必死にプレスを仕掛けるなど、成長の痕跡を見せた。
 指揮官の初陣でゴールを決めることができれば、代表定着に大きなアピールとなるはずだった。だが、宇佐美にとっては悔やまれるシュートミスとなった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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