W杯公式使用球は「ツルツル滑る感じ」 日本代表GKが明かす“メーカー別の球質”

「シュートがブレやすいという違いもある」

「蹴りやすいボール、蹴りにくいボールはある。もちろん、(ボールによって)シュートがブレやすいという違いもある」

 足下の技術に長ける西川は高精度のキックを武器の一つとしており、これまでも正確なボールを前線に供給してチャンスにつなげてきた。西川にとって、キックの部分はハリルホジッチ監督に自身を売り込む重要なセールスポイントであり、ボールの感触を一層敏感に感じ取ったようだ。

「アディダスのボールは結構蹴った時に重い。ナイキのボールとちょっと違って、ACLでは軽く蹴っても遠くに飛ぶイメージはある。蹴る方に関して違いを感じます」

 W杯公式球を使用して早くも違いを口にした西川は、キックとともにセービングの感覚も磨いて定位置奪取を虎視眈々と狙う。

【了】

大木 勇(Football ZONE web編集部)●文 text by Isamu Oki

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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