ハリル初陣白星 独自色打ち出すも試合を決めたのは岡崎、本田弾

フレッシュな顔ぶれ

 日本代表は27日、チュニジアと大分でバヒド・ハリルホジッチ監督の初陣となる国際親善試合を戦い、2-0で勝利を収めた。これまで不動のレギュラーだったACミランFW本田圭佑、ドルトムントMF香川真司、マインツFW岡崎慎司を外し、新戦力を先発に抜てき。いきなり独自色を打ち出しながら、勝利で初陣を飾った。
 システムは4-3-3。1トップには名古屋FW川又堅碁、左サイドバックには代表初キャップのG大阪DF藤春廣輝が入った。また、名古屋FW永井謙佑、FC東京GK権田修一ら12年のロンドン五輪代表経験者が6人ピッチ上に並んだ。
 だが、フレッシュな顔ぶれをそろえた影響から か、序盤は連係ミスからピンチを迎えた。前半10分、主将のフランクフルトMF長谷部誠のバックパスをサウサンプトンDF吉田麻也が権田に戻したが、パスが短くなって相手FWに狙われてしまう。辛くも権田がスライディングでクリアする一幕があった。
 その後、清武が中盤でボールを触る回数が増えると、日本にチャンスが増える。前半22分、清武の右CKに川又がヘディングで合わせてバーをたたいた。
 同25分には右サイドで清武がドリブル突破し、相手DFのファウルを誘発。このFKから清武の放ったクロスに、エリア内でフリーの吉田がまさかの空振り。こぼれたボールを藤春が反応し、ミドルシュートを放ったが、枠を大きく外した。この決定機を逃した直後、ハリルホジッチ監督は絶叫。32分には永井 、長谷部と経由した決定機から清武がシュートミスすると、指揮官は再び顔を小刻みにふりながら悔しさをあらわにした。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング