今季限りで退団のミキッチに元同僚が驚き 「広島以外でプレイしているところが想像できない」
「人としても選手としても本当に尊敬できる」
塩谷の加入以降、広島はクラブ史上初のJ1優勝をはじめ、リーグ連覇、3度目の優勝とタイトルを獲得。その間、ミキッチは常にサイド攻撃の主軸として君臨してきた。プロフェッショナルな姿勢に選手からの信頼も厚く、塩谷もその一人として感謝の言葉を述べている。
ミキッチは09年から広島一筋でプレーしたが、Jリーグの同一クラブで9年続けて出場したのは、FWジュニーニョ(元川崎フロンターレ)、GKキム・ジンヒョン(セレッソ大阪)と並んで外国籍選手で最長だ。ミキッチはクラブを通じた声明で「自分を戦力として必要としてくれるチームがある限り、そのチームのために全力で走り続けたい」と新天地での現役続行を希望しているが、“広島のミキッチ”の印象が強く、塩谷は別のチームのユニフォームを着たミキッチの姿が想像できないという。
出会いがあれば、別れもあるのが世の常。それでも、サッカーを通じて分かち合った苦悩と喜び、培った友情はいつまでも二人の心をつないでくれるに違いない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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