U-22エース南野が途中出場から1得点1アシスト 「点を取りたかった」
「大事な試合に勝てたことが良かった」
U-22日本代表のエース、FW南野拓実(ザルツブルク)が2016年リオデジャネイロ五輪のアジア1次予選を兼ねるU-23アジア選手権予選初戦、U-22マカオ戦で後半18分から途中出場。試合終了間際に駄目押し弾を決めるなど、1得点1アシストの活躍で7-0の勝利に貢献した。
「点は取りたい気持ちはあった。取れて良かった」
高温多湿のマレーシア、シャーアラムスタジアムで試合後、汗を光らせた南野はこう語った。見せ場は後半アディショナルタイムに訪れた。
南野はMF矢島の縦パスからエリア内で丁寧なポストプレー。MF野津田が左足を振り抜き、この日の6ゴール目を決めた。野津田から「あれは拓実が優しいところに置いてくれた」と感謝された南野は、その2分後にDFラインの裏に抜け出すと、GKとの1対1のチャンスで冷静に駄目押し弾を決めた。
南野は昨年U-19アジア選手権準々決勝の北朝鮮戦で敗れ、U-20W杯出場権を逃した悔しさを抱えていた。リオ五輪を逃すわけにいかない。心は早くも29日の次戦ベトナム戦に向けられた。
「大事な試合に勝てたことが良かった。ベトナム戦はグループリーグを決めるにあたって大事な試合になる」
次戦も勝利し、リオへの道程をしっかりと踏みしめるつもりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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