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英雄デル・ピエロ、失意のイタリアに再建法を提言「国外からメソッドを導入する必要もある」
数々の名手が去り、その力も急激に衰退
06年大会の優勝メンバーには、デル・ピエロ氏のほか、この日もゴールを守ったGKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)、すでに引退したフランチェスコ・トッティ氏やファビオ・カンナバーロ氏、今季限りでの引退を表明しているMFアンドレア・ピルロ(ニューヨーク・シティ)といった世界トップクラスの選手たちがいた。いずれも1990年代後半から2000年代前半にかけ、セリエAが世界最強リーグとされた時期にクラブでも中心選手として活躍してきた名手たちだ。
しかし、現在のメンバーにはUEFAチャンピオンズリーグで上位まで勝ち残るようなクラブでの絶対的なレギュラーは数少ない。ここ数年で2回の決勝進出を果たしているユベントスの守備陣を除けば、優勝当時のメンバーに比べると小粒感は否めない。黄金時代の選手たちがピッチを去るにつれ、イタリア代表は急速にその力を落としてきている。
デル・ピエロ氏は、育成メソッドの輸入とクラブが代表チームの強化に関与することの必要性を説いた。リーグ全体が欧州での競争力を失いつつある今、イタリアサッカー界は栄光の歴史を復活させる土台作りを進めなければならない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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