ハリル監督が選手に守備の“自立”を要求 「開始何分でハイプレスという指示は出せない」
ベルギー戦の前日会見で守備戦術の使い分けについて問われると…
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、現地時間14日の国際親善試合ベルギー戦を前にして、選手たちに自立を求める言葉を残した。発端は、10日のブラジル戦を受け、チームのプレッシングについて「選手からも質問を受けた」という言葉からだ。
完敗を喫したブラジル戦後、選手たちは「高い位置からの守備がハマった時とそうでない時があった」と守備面の課題を口にした。中3日でベルギー戦を迎えるため、ハリルホジッチ監督も「トレーニングもハッキリとした形でできたわけではありません」と、戦術をピッチ上の動きで確認する時間を取りづらかったことを認めた。
確認は主に“言葉”を通して行われたが、ハリルホジッチ監督はハイプレスとブロック形成の守備戦術の使い分けについて「選手たちにも同じような質問をされた」と前置きしつつ、ゲームの流れを感じることの重要性を説いた。
「いつ、ハイプレスをかけるのか。いつ、下がってブロックを作るのか。それはゲームの状況が決める。ハイプレス、ミドルブロック、ローブロックは私が決めるのではなく、ゲームの状況に合わせて作るものだ。つまり、ブロックの種類は3つある。それは自分たちが決めるものではなく、相手を見ながら状況によって形成するものだ。ゲームがそれを決める。私ではない。もちろん、タッチラインから指示は出しますが、それが聞こえなかったり、聞こうとされなかったりで、伝わらないこともある」
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