U-22日本代表が7発快勝 リオデジャネイロ五輪に向けて好発進!
野津田が強烈無回転シュートなどで2発
2016年のリオデジャネイロ五輪を目指すU-22日本代表が27日、五輪アジア1次予選を兼ねるU-23アジア選手権予選でU-22マカオ代表と対戦し、怒濤のゴールラッシュで7-0と快勝した。
重要な大会初戦で、手倉森誠監督は注目のザルツブルクMF南野拓実、ヤングボーイズFW久保裕也の海外組コンビを先発から外して4-2-3-1システムで臨んだ。
試合は前半22分に動いた。左CKのチャンスで鹿島MF豊川雄太の鋭いクロスに、キャプテンの湘南DF遠藤航が豪快なダイビングヘッド。ダブルボランチの2人の連携で先制点をもぎ取ると、一気に試合は日本ペースに。
4分後には柏DF山中亮輔のクロスにニアサイドに飛び込んだ豊川がヘディングで追加点。同31分には広島MF野津田岳がペナルティボックスの外から左足で強烈な無回転シュートを突き刺した。
この一発で相手に精神的ダメージを与えたのか、直後のプレーで新潟DF松原健のクロスを相手MFのクリアミスがオウンゴールに。前半を4-0の大量リードで折り返した。
圧倒的な自力の差から後半も日本はボールを一方的に支配するが、追加点は奪えず。手倉森監督はここで動いた。後半15分に遠藤を下げ、岡山MF矢島慎也を投入。同18分には豊川を下げ、南野を投入した。
すると途中投入された選手が試合を動かす。矢島のスルーパスに抜け出した1トップの新潟FW鈴木武蔵が相手GKとの1対1を冷静に決め、5点目を奪った。
後半ロスタイムには矢島の縦パスに南野がエリア内で丁寧なポストプレー。ダイレクトパスを野津田が左足でこの日2点目を決めた。さらに試合終了直前にはDFラインの裏へのパスに抜け出した南野がGKとの1対1を冷静に押し込み、7点目。自力の差を見せつけた日本が大量得点勝利で完璧な滑り出しを見せた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images