“カルチョの落日”に欧州サッカー界が激震 「ロシア大会の魅力は損なわれる」

仏紙は「アイデアの欠如」を敗因に挙げる

 英公共放送「BBC」も「4度のワールドチャンピオン、イタリアが1958年以来初めてW杯を逃すことになった。これは1930年の第1回大会に出場を拒否したのを含めて、2回目の不出場となる」と、名門国が出場権を逃したことの衝撃を歴史的に振り返った。

 フランス紙「レキップ」では「この大惨事の原因は数多くある」とイタリア敗退の要因を分析。「ポゼッションをしたものの、アイデアが欠如していた」、「イタリアはスペイン人レフェリーから2度も優位な判定を受けた」と、フィニッシュで決めきれなかったことを指摘。またジャンピエロ・ベントゥーラ監督が数時間後に解任されるだろうと予測している。

 イタリアにとってアイデンティティーとも言える“カルチョの落日”。しのぎを削る欧州列強にも衝撃が走っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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