マンU時代のチチャリート不遇の理由 モイーズ告白「ファン・ペルシーやルーニー、香川がいた」

「多くのライバルがいたんだ」

 この二人は、モイーズ監督がユナイテッドを率いた2013-14シーズン当時、決して相性の良い関係ではなかった。サー・アレックス・ファーガソン元監督の下では、ここぞという場面の切り札として重宝されたチチャリートだが、モイーズ体制となった同シーズン、先発出場わずか5回。前年に10得点だった得点もわずか「4」へと激減した。

 モイーズ監督は当時のことを次のように振り返っている。

「彼はユナイテッドで難しい時を過ごした。なぜなら私にはロビン・ファン・ペルシーやウェイン・ルーニー、ダニー・ウェルベック、シンジ・カガワがいた。多くのライバルがいたんだ」

 日本代表の香川やルーニー、ファン・ペルシーといった豪華なタレントが揃う前線に、チチャリートの居場所を見つけるのは難しかったという。

 再びモイーズ監督の下で戦うチチャリートは、ユナイテッド時代の苦い記憶を消し去り、指揮官と師弟関係を築くことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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