FC東京の東が前田の移籍後初得点をサポート 「遼一さんに決めさせてあげたい」
FWで新境地を開拓
FC東京のMF東慶悟は26日、J1リーグ第3節神戸戦(22日・ノエスタ)で起用されたFWでの出場に意欲を示した。この日、28日に控えるナビスコ杯のアウェー松本戦に向け、最前線での練習に励んだ。トップ下に根を下ろしていた背番号「38」が、インサイドハーフに続き、新境地へと挑戦する。
東は、寒風吹き荒ぶ練習後の小平グラウンドで、「僚一さんに移籍後初ゴールを決めさせてあげたい」と語り、静かにその闘志を燃やしていた。
トップ下を主戦場とする東は、先週末に2-0で勝利を収めたJ1リーグ第3節神戸戦で、2トップの一角としてピッチに送り出された。こ の日の紅白戦でも、FW前田僚一と2トップを形成。しかし、MF東は「FWはサッカー人生でもあまりやったことがない」という未知の領域でもあった。
ただし、チームメートのMF羽生直剛はこう証言する。
「東は周りを見ることができる。周囲との連係で良さが出るタイプ。そのような面で、連動性の強みを発揮できる」
東が最前線に入ったことで、高い位置での連係が精度を増すことを主張した。一方で東も「違和感なくやれた。皆の良さを生かすのが僕の仕事」と手応えを口にしている。
“FW”東は、週末の松本戦でチームの新たな切り札として、熱気渦巻く敵地へと赴く。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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