闘莉王がハリルJに緊急提言 ブラジル戦完敗を招いた“高校生レベル”の3つのミスとは
守備を固めて無失点でいくという監督のゲームプランは吉田のPK献上で崩壊
日本代表は10日にフランスのリールで行われた国際親善試合のブラジル戦に1-3で敗れた。南アフリカ・ワールドカップ(W杯)16強進出に貢献した元日本代表DF田中マルクス闘莉王(京都サンガF.C.)は、完敗を喫したハリルジャパンに緊急提言。ビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)による確認の末にPKを献上した吉田麻也(サウサンプトン)など、”サッカー王国”相手にバヒド・ハリルホジッチ監督のゲームプランを崩壊させた3つのミスを厳しく指摘している。
スタッド・ピエール=モーロワで行われたブラジル戦。生まれ育った母国と日本との対決を闘将も見守った。だが、先制点の場面は呆然とするしかなかったという。
「監督のプランを台無しにしてしまった。先制点の場面のことです。3ボランチ気味に守備的な中盤の選手を並べて、まずは守備を固めて無失点でいきたいという監督のプランだったと思います。でも、あのメンバーで経験があるはずの麻也が、なんであんなミスを犯すのか……」
前半7分、ブラジルのCKの場面で吉田は交錯したMFフェルナンジーニョを抱え込み、倒してしまった。フランスのブノワ・バスティアン主審は試合を中断し、当該シーンをビデオ映像で確認するとPKを宣告。日本の抗議は認められず、FWネイマールがきっちりとゴールを決めて先制している。