レアルMFイスコ、代表戦で左太もも負傷 “マドリードダービー”欠場の可能性浮上
コスタリカDFのスライディングタックルを受け、自ら交代を要求
レアル・マドリードでプレーするスペイン代表MFイスコは、現地時間11日に行われた国際親善試合のコスタリカ戦に先発出場。5-0の勝利に貢献したが、後半17分に左足の太ももを負傷して途中交代。打撲と伝えられているものの、スペイン紙「アス」は今週末の“マドリードダービー”欠場の可能性があると報じた。
イスコはアンドレス・イニエスタ、ダビド・シルバ、チアゴ・アルカンタラとともに中盤の一角でスタメン出場。コーナーキックやセットプレーのキッカーを務めるなど、テクニシャン揃いの中でも異彩を放った。
しかし、4-0と大量リードを奪って迎えた後半17分だった。スルーパスに抜け出したところでコスタリカDFケンダル・ワストンのスライディングタックルを受けた。右足を蹴られて転倒したように見えたが、イスコは左足の太ももを抑えて顔をしかめた。治療後に立ち上がったものの、両手をくるくると回してベンチに交代を要求。レアルの同僚MFマルコ・アセンシオに代わってピッチを後にした。
イスコの負傷は靭帯や骨折を疑われるものではなく、打撲と報じられている。ただし、スペイン紙「アス」は負傷の程度次第で現地時間18日に予定されているアトレチコ・マドリードとの大一番を欠場する可能性があると指摘している。
レアルではウェールズ代表FWギャレス・ベイルが内転筋を負傷して戦線離脱が発表されたばかりだ。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、元フランス代表FWカリム・ベンゼマもゴール欠乏症に陥るなど「BBCトリオ」の影響力は低下。そのなかで攻撃陣を牽引しているのがイスコだっただけに、欠場が決まればレアルに大きな打撃となることは間違いなさそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images