川島永嗣は世界最高クラスのPKストッパー!? 過去1年半の阻止率は驚異の「83.3%」
06年6月の代表復帰後から集計 6回のPK機会で決められたのはネイマールの1本のみ
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、10日にフランスのリールで行われた国際親善試合ブラジル戦に1-3と敗れた。試合序盤にDF吉田麻也(サウサンプトン)がブラジル代表MFフェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)を倒したと、VAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)によって判定されPKを献上してしまう。このPKをFWネイマール(パリ・サンジェルマン)に決められ、先制点を許した。
一般的に「PKによって得点される」のは、GKにとって不自然なことではない。ただ、近年の日本代表GK川島永嗣(メス)にとっては珍しいことだった。
2015年の浪人期を経てスコットランドのダンディー・ユナイテッドに所属した後、16年6月3日のブルガリア戦で日本代表に復帰するが、それ以降、クラブ・代表の公式戦で川島が直面したPKは以下の通り、約1年半の間に6回あった。
【代表戦】2016年6月3日/vsブルガリア
【代表戦】2017年3月28日/vsタイ
【クラブ】2017年5月4日/vsトゥールーズ
【クラブ】2017年10月15日/vsサンテティエンヌ
【代表戦】2017年11月10日/vsブラジル
【代表戦】2017年11月10日/vsブラジル
この中でPKを決められたのは、冒頭に記したブラジル戦の前半10分、ネイマールの1本だけだ。PK阻止率はじつに「83.3%」という驚異的な数値を誇っている。