周囲からの批判も「特別なモチベーションになる」

　プレミアリーグではこれまで活躍したドイツ、スペインリーグとは異なる特有のジャッジで、主審はファウルをほとんど取らない。そんなフィジカル的にも、日程的にもタフな環境で成長を実感しているようだ。

　元イングランド代表で現在評論家を務めるポール・スコールズ氏からはアーセナル移籍に関して「楽な選択」と批判を浴びるなど、メディアから厳しい指摘を受けることも少なくない。だが、自身は気に留めていないという。

「彼には言う権利がある。テレビの解説者として違う視点を示したいのかもしれない。だが、最終的にはそういう発言は自分にとって特別なモチベーションになるだけだ」

　こうも語っているエジルは、レアル・マドリード時代に最強のコンビを組んだポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2年連続で獲得した栄誉をつかむことができるのか。批判をエネルギーに世界の頂点を目指す心算だ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images