「イングランドでやったら全員ファウル」 吉田が“初体験”のVARに感じたこととは?

CK時にペナルティーエリア内で相手選手を倒し、VARによる確認の末にPKを献上

 日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)は、10日の国際親善試合ブラジル戦(1-3)でFWネイマール(パリ・サンジェルマン)の先制点につながるPKを献上した。自身初のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による判定に戸惑いを見せるも、「これを一回体験できたっていうのは僕にとっての今日の収穫」と振り返った。

 立ち上がりの前半7分、コーナーキックの守備時に吉田はマークしていたMFフェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)を手で掴んで倒した。プレーが途切れた後にVARによる確認が行われると、主審はペナルティースポットを指差し、ブラジルにPKが与えられた。これをネイマールに決められ、日本は開始10分でビハインドを背負う苦しい展開となった。

 吉田は試合後のミックスゾーンで「(VARが)なぜイングランドでやらないか分かりました。イングランドでやったら全員ファウル」と初めてのVARに困惑した様子。しかし、その一方で「そこも理解していなかった僕が悪いですし、僕自身ビデオ判定が初めてだったので。本番いきなりこれだったらやっぱり良くないだろうし、これを一回体験できたっていうのは僕にとっての今日の収穫じゃないかなと思います」と話し、ワールドカップ(W杯)本大会での導入も明言されているVARに対応する良い“テスト”になったと振り返っている。

 

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