リバプールFC財団は、29日に開催する「リバプール・オールスター・チャーリティーマッチ」に、新たに9選手が追加されたことをクラブの公式サイトで発表した。 このチャーリティーマッチは、リバプールのMFスティーブン・ジェラードと、解説者のジェイミー・キャラガー氏が、2チームのキャプテンを務めることとなっている。 12日に、参戦するメンバーのチーム分けが行われ、かつてリバプールのエースに君臨したアトレチコ・マドリードのFWフェルナンド・トーレス、バルセロナのFWルイス・スアレスが夢の2トップを形成することで話題を呼んで いた。 そして25日、さらなる追加メンバーが発表された。 ジェラード選抜には、ストーク・シティのMFチャーリー・アダム、ブラックバーンのMFジェイ・スピアリング、クリスタル・パレスのDFスコット・ダン、スウォンジーのDFアシュリー・ウィリアムズ、そして、ジェラードの従兄弟にあたるオールダムのDFアンソニー・ジェラードが新たに加わることとなった。 キャラガー選抜には、ウェスト・ハムのMFスチュワート・ダウニング、レッドブル・ザルツブルクのGKピーター・グラクシ、マンチェスター・シティのDFガエル・クリシー、そして、2014年に引退したハリー・キューウェル氏の参戦が決定している。 キューウェル氏は、2005年にリバプールがUEFAチャンピオンズリーグを制した 「イスタンブールの奇跡」を体験した数少ないメンバーの一人だ。イアン・キャラハン、ケビン・キーガン、ケニー・ダルグリッシュらが代々背負った、クラブを象徴する背番号「7」を引き継いだレジェンドだ。 22日の「ナショナル・ダービー」で出場時間38秒の衝撃的退場を喫したジェラードにとって、かつての戦友たちとの共演は、心の傷を癒すひと時となるかもしれない。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images