イブラが母国と“第二の故郷”の欧州POを展望 W杯出場時の代表復帰の可能性は…
スウェーデンとイタリアの欧州プレーオフに独自の見解
マンチェスター・ユナイテッドの“カリスマFW”ズラタン・イブラヒモビッチが、10日に迫ったロシア・ワールドカップ(W杯)の欧州プレーオフ、母国スウェーデンと長年活躍したイタリアとの一戦を分析。すでに代表引退を発表している自身の不在がスウェーデンにとって“追い風”になると話し、「失うものは何もない」とエール。そして本大会出場権を獲得した際には、代表復帰の可能性も示唆している。衛星放送「スカイ・イタリア」が報じた。
昨季に右膝前十字靭帯損傷の重傷を負い、長期離脱しているイブラヒモビッチは、ユベントス、インテル、ACミランというセリエA3大名門でタイトルを勝ち獲り、常々イタリアを「第二の故郷」と語っている。祖国スウェーデンと第二の故郷イタリアの運命の決戦について独自の見解を示した。
「2試合とも素晴らしい戦いになるだろう。どちらのチームにとっても困難だ。(W杯)本大会に出場するために全てを尽くすだろう。カップ戦の決勝のようなものだ」
初戦は10日にスウェーデンのホーム、ストックホルムで行われる。イタリアのホームゲームは13日の第2戦となっているが、精神的にはスウェーデンが優位だという。その根拠は実にカリスマらしい。
「スウェーデンはプレッシャーなく戦える。なぜなら、俺がいないからだ。誰も彼らに多くを期待しない。メディアもファンもそうだ。俺がいた時には、レベルも高かった。俺の不在でレベルが下がったんだよ」
イブラヒモビッチは自身の代表引退で期待値とレベルが下がったことが、スウェーデンにとって精神的な余裕をもたらすと分析している。
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