ブラジル代表監督がハリルJの「偉大な機動力」を評価 「多くのクオリティー、連動性がある」
チッチ監督が日本を警戒 「攻守の切り替えに十分なスピードを持っている」
ブラジル代表のチッチ監督は、10日の国際親善試合で対戦するハリルジャパンについて「偉大な機動力」「十分な攻守の切り替えのスピード」を評価している。ブラジル紙「オ・グローボ」が報じた。
これまで熾烈なワールドカップ(W杯)南米予選を戦ってきたブラジル代表。ロシアW杯での優勝を見据えて、本大会で対戦する可能性のあるアジア勢とのテストマッチとなる。チッチ監督はハリルジャパンについて、こう分析している
「南米のチームと対戦する場合には、相手の選手はよりフィジカル的なパワーを持ち合わせていた。今回の相手は偉大な機動力を持っている。攻守の切り替えに十分なスピードを持ち合わせている。それが最終ラインから選手に浸透している。サポートに富み、多くのクオリティー、連動性も持っている」
バヒド・ハリルホジッチ監督は1対1の局面の激しさと強度を求める「デュエル」を全面に押し出し、素早い展開で相手ゴール前に迫る戦術を前面に押し出している。攻守の切り替えというハリル戦術の肝の部分は、チッチ監督の脳裏にも刻まれているようだ。
「我々にとっては今、いろいろな特性を持つチームと戦い準備する段階にある。そうすることで、我々は相手のタイプに適応しながらも、高いレベルのパフォーマンスを維持することが可能になる」
すべては2002年日韓大会以来となるW杯優勝を果たすため――。メンバー入れ替えも宣言するなど、あくまでテスト色の濃い一戦となるが、指揮官は日本代表に対する警戒を怠っていない様子だ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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