日本代表DFが警戒するブラジルの両翼が“中に入る”瞬間 「中盤がいかに後ろを助けるかが…」

リオ五輪代表で対戦経験のある遠藤が語る、ブラジル戦のポイント

 前回10月に続いて日本代表招集となった浦和レッズのDF遠藤航は、ブラジル戦に向けて「勇気やパワーをいつも以上に持たないと、カウンターすらやらせてもらえない」と、メンタル面で強く臨むことの重要性を話した。

 遠藤は所属の浦和ではここ最近、サイドバックを務めている。しかしバヒド・ハリルホジッチ監督はメンバー発表会見で「代表では中盤」と明言し、アンカーのポジションを争うことがハッキリしている。主将のMF長谷部誠(フランクフルト)の状態次第では抜擢の可能性もある遠藤は、昨年夏のリオデジャネイロ五輪直前に対戦したU-23ブラジル代表戦にも出場していたFWネイマールやFWガブリエル・ジェズスについての印象を語った。

「ネイマールは基本的な技術やスピード、ドリブルはもちろんですけど、ボールを受けるポイントで捕まえづらい場所にいつもいる。ジェズスに1トップのイメージはなくて、僕らの時は右にいたけど、前にいた方が裏への抜け出しとかゴール前での仕事を生かしてくると思う」

 遠藤はブラジルの攻撃で特に警戒するポイントを、ウイングの選手が中に切り込んでインサイドプレーをする瞬間にあると話している。

「特にサイドバックがどこまでついていくのか、中盤が入るのかが大事だと思うし、上がってくるサイドバックへのケアという難しさは感じながらやらざるを得ないと思う。ブラジルの中盤は球際が強くてボールを奪うのが上手いけど、スルーパスやつなぎも上手い。前を向かせないのが理想で、2列目から飛び出してくる選手はセンターバックとのコミュニケーションが必要。中盤がどうやって後ろを助けられるかが大事だと思う」

 

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