W杯欧州予選プレーオフで疑惑のPK判定 北アイルランド監督「愕然としている」
エバンスのハンドを取られて決勝PK献上 本拠地でスイスに0-1と敗戦
ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ第1戦が、現地時間9日に2試合行われた。北アイルランドと敵地で対戦したスイスは、PKによるゴールで1-0と勝利したが、この判定が物議を醸している。
問題のシーンは0-0で迎えた後半11分、左サイドからのクロスを中央でスイスMFジェルダン・シャキリが左足でボレーシュートを放つと、背中を向けてブロックに入った北アイルランドのMFコリー・エバンスを直撃。すると主審はこれをPKと判定し、エバンスにはイエローカードが提示された。このチャンスをDFリカルド・ロドリゲスが確実に決め、スイスは敵地での第1戦で貴重な勝利を手にした。
英公共放送局「BBC」では北アイルランドを率いるマイケル・オニール監督のコメントを報じている。指揮官は「愕然としている」と判定に異議を唱えた。
「審判は誰も見通しの良い場所にいなかった。コリーの手は不自然な位置になかった。ボールが当たったのは彼の背中だ。私は別のファウルかオフサイドで笛が鳴ったのかと思ったけど、誰もその主張はしていなかった。この判定にもイエローカードにも愕然としている」