地元凱旋のハリル監督は「余計テンション高い」と選手証言 「僕の場合…」で笑い誘う
指導は「いつも通り厳しく細かい」と語る鹿島DF昌子だが…
日本代表は10日にフランスのリールでブラジル代表と対戦する。1998年から2002年までリールで指揮を執り、自宅も構えているバヒド・ハリルホジッチ監督にとっては地元凱旋の一戦となるなか、選手から「余計テンション高いなって思います」との声が上がるなど、指揮官が普段とは異なる雰囲気を醸し出しているという。
ハリルホジッチ監督はリールに自宅を構え、昨年フランスで行われた欧州選手権では同市のアンバサダーを務めた。リールを01-02シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場に導いた名将として、現地では知られている。
そんな安息の地で日本代表は5日からトレーニングを進めているが、練習終わりに取材陣の横を通り過ぎる際、指揮官はお馴染みのように一言ジョークを飛ばすなど上機嫌そのもの。7日までの好天から一転、8日は生憎の曇り模様となったが、「私は東京に太陽を持っていきます」と言い残し、その場を後にした。
そうした指揮官の様子を、選手たちも敏感に感じ取っているようだ。「余計テンション高いなって思います」と冗談交じりに答えたのは、鹿島アントラーズのDF昌子源。指導自体は「いつも通り厳しく細かい」ものながら、地元に戻ったハリル監督はどこか開放的になっていると証言する。
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