盤石のブラジル代表、23歳DFも指揮官に心酔 「偉大な男で父親で、素晴らしい監督」

人心掌握に長けたチッチ監督、その魅力をDFマルキーニョスが地元紙に語る

 日本代表が10日にフランスのリールでブラジル代表と国際親善試合で激突するが、現在世界最強との呼び声高いセレソンを率いるチッチ監督は、絶大な求心力でチームを引き締めているようだ。ブラジル紙「オ・グローボ」が報じている。

「チッチは偉大な男で、偉大な父親で、素晴らしい監督でもあるんだ」

 こう語ったのは、パリ・サンジェルマンに所属するDFマルキーニョスだ。23歳の才能豊かな実力者は、昨年ブラジル代表の新監督に就任した指揮官の手腕のみならず、人格も称賛している。

 チッチ監督こそが、セレソンを立て直した人物であることは間違いない。ロシア・ワールドカップ南米予選で、ブラジル代表はドゥンガ前監督の下で6節終了時点で6位と低迷していた。だが、王国再建の請負人としてチッチ監督が就任して以降は一気に上昇気流に乗った。

 2位ウルグアイに勝ち点差「10」をつける独走ぶりで、ロシアW杯出場に導いている。指揮官と選手は固い絆で結びついていると、マルキーニョスは語る。

「彼は一緒に働く選手の忠誠心がすごく高い。みんなが自分が重要だと感じるんだ。ロッカールームから、選手以外のスタッフまで、みんな幸せな気持ちになれるんだ。彼はマネジメントの術を熟知しているんだ」

 

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