「あの時のリベンジを」 GK西川周作が語る悔恨、絶対的な守護神・川島に宣戦布告

22歳GKと並び当落線上も…

 代表落選の苦難に直面したことで、1試合に懸ける思いは一層強まったのだろう。ザンビア戦を今でも教訓としつつ、密かにリベンジを誓った。

「一発の重みは身に染みて感じている。逆に言えば、チャンスが来た時、自分がしっかりと準備して結果を残すこと。あの時のリベンジをしたい」

 現状の正GKを巡る争いでは、川島が頭一つ抜け出しており、コンスタントに招集されているガンバ大阪の東口順昭が二番手に位置づけられる。久しぶりの代表復帰となった西川は、急成長を遂げる柏レイソルの22歳GK中村航輔と当落線上に並んでいる形だ。

「ハリルさんが今回呼んでくれたのも期待の表れだと思っている。選ばれるだけじゃなくて、一番上を、そしてW杯を目指してやっていきたい」

 “一番上”とは正GKの座を意味する。絶対的守護神の川島に対して静かに宣戦布告した西川は、この11月シリーズで評価を一気に高め、巻き返しの糸口をつかめるだろうか。

【了】

大木 勇(Football ZONE web編集部)●文 text by Isamu Oki

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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